追憶の鎌倉海浜ホテル

追憶の鎌倉海浜ホテル

明治20年、由比ヶ浜の松林に「鎌倉海浜院」が建てられると(1年後ホテルに)、鎌倉はその温暖な気候を利用した「療養と海浜保養」の別荘地として知られるようになりました。海浜ホテルの周辺では政財界の名士が交流し、海外の文化や習慣を体験した人々が華やかな雰囲気を漂わせました。いわゆる「別荘文化」です。この一種外国風の“特別な場所”を取り巻きながら、明治、大正、昭和(戦前)の鎌倉のまちと人々の生活は次第に活気を帯びて行ったのです。しかし昭和20、21年の火災で焼失したこのホテルは、いま人々の記憶から消え去ろうとしています。

鎌倉海浜ホテル

この企画では鎌倉市中央図書館近代史資料室が企画する「鎌倉海浜ホテル追憶展」(7/16~9/25 鎌倉文学館第3展示室にて)と連動し、当時のホテルの様子やまちの人々の生活を、証言や思い出をもとに伊東雅江、渋谷雅子両氏の絵画と古い写真や資料で振り返ります。ささやかながら市民の手で「まちの記憶を掘り起こし伝えよう」とする試みです。

期間:平成23年9月1日(木)~19日(祝)11:00~17:30 (9/4、5、12休館)
場所:ジャックと豆の木(由比ヶ浜通り) 鎌倉市由比ガ浜2-4-39
問合:0467-24-6202(ジャックと豆の木)
主催:鎌倉・まちの記憶を伝える会 / NPOコソガイ  入場無料

伊東・渋谷

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