鎌倉野菜について、よくある質問をまとめました。
鎌倉市(旧鎌倉郡・横浜市長尾台も含む)で生産された野菜のこと。消費者の様々なニーズに応えるために、多品目を少量ずつ手間ひま掛けて作られています。
日本料理はもとより、イタリアン・フレンチなどの欧米料理や中華料理に使われる、さまざまな野菜があること。特にサラダ用の野菜が多く、カラフルです。
種類の豊富さと味の良さ、見た目の美しさで知られています。
また、鎌倉野菜はほぼ直売であることも特徴です。農家自身が消費者と顔を合わせて売るため、品質に誇りを持ち、消費者の声を直接聞いています。
京野菜のように特別な種類があるわけではありません。伝統的な日本の野菜のほかに、サラダ向けのカラフルな葉物や根菜も多く、中にはめったに見られない珍しい種類もあります。
レタスだけでも10種類以上、ニンジンや大根も色とりどりの品種が作られています。
少量多品目生産で、レストラン等に直接卸される分もあるため、一般に出回る量は少なく、購入できる場所は限られています。
鎌倉市農協連即売所(通称レンバイ)のほか、畑周辺の直売所や無人スタンド、農家と直接契約している近隣のスーパーなどで売られています。
肥沃な黒土の力と、すぐれた農家の技術力により、品質の高さを誇っています。また、ほとんどが仲卸を通さず直販のため、消費者に早く届き新鮮です。
特に無農薬や有機栽培を謳っているわけではありません。なお、健康に育った野菜は病害虫に強いため、農家の努力により結果的に農薬の使用量が抑えられることが多いです。
鎌倉の農業の歴史は古く、1880年代には今のように一つの畑で多種類の野菜が作られていた記録が残っています。鎌倉には文化人や外国人が多く居住し、昔から洋野菜をサラダなどで食べる需要がありました。
1990年代には、レストラン向けなどの鎌倉産農作物が「鎌倉ブランド野菜」と名付けられ、ほぼ地元鎌倉のみで流通していました。
2000年頃、東京の有名レストランで鎌倉に縁のあるシェフたちが鎌倉産の野菜を使い、メディアが取り上げるようになりました。一部の消費者の間から「鎌倉野菜」という呼び方が始まったのもこの頃です。
2005年頃、当ブログの管理人が農家とのミーティングで、ブランド名として「鎌倉野菜」の名前を提案しました。その名が世間一般に広まったのは、2006年に当ブログを開設してネット上で「鎌倉野菜」を紹介してからになります。
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