ブログが止まってしまっていた、1年半も。立ち止まってしまって、申し訳ない。
畑に行かなかったわけじゃない。鎌倉に居なかったわけでもない。確かに忙しかったが、書けないと言うほどでもなかったな。楽しいこともあったし、悲しいこともあった。たくさんのものを得たけど、失ったものもあった。特別の何かがあったわけじゃない。そんな中で何を書けばよいのか、途方に暮れていたのだと思う。迷子の自分を見るのが怖かったのかもしれない。
それでも鎌倉の農家は「野菜作り」に誠実で、相変わらずあったかい。地域に根付いて逃げずに生きているのはしんどいのだろうけど、限りなく強くて美しい。
今もう一度ブログを再開するつもりになったのは、やっぱりあったかさにひかれて。進むべき先が見つかったからじゃないけど、みなさんのあったかさに答えなければ、なにもみつからないような気がする。おいしいものをおいしいと感じることができる程度に元気なら、楽しいものを楽しいと、美しいものを美しいと言いたいな。わたしもまた、逃げずに歩き始めたい。
私がうずくまっている間に、郷土史家が集めた鎌倉の説話をGaakoさんが編集して、きれいな挿絵をつけて「鎌倉のむかし話」集を作った。紙芝居にして地域のケ ーブルTVや昔話会として発表した。すごく素敵。
畑の話だけじゃなく、野菜を切り口として、こんな地域の話を掲載できればいいなと思っている。みなさんとともに、わたし自身もハッピーになれるように。
今年もよろしくお願いします。
2009年アルバム
http://cancan.cocolog-nifty.com/photos/2009album/index.html