鎌倉トマト

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「トマトがたくさんなったよ!」農家の杉浦さんから連絡をいただいたのは5月半ばだった。杉浦さんは所有する数棟のハウスでトマトときゅうりを通年で出荷する、いわばトマトきゅうりの専門農家。

ことしは「おいしいトマト」を追求したようだ。2月の土づくり、苗植え、春の手入れ、ハチによる受粉を拝見した。杉浦さんのトマトは、なんと言えばよいか・・・「きれい」だ。適度に肥料を入れた栄養のある土に植えられたを苗は、地上から約50cmのところで2つに枝分かれしている。Limg_6546余計な枝を切り、これぞという枝を残したのだ。これが安定して育つように、ひもと洗濯バサミを使って、茎を支えてやる工夫もおこたらない。果実だけではなく、植物としての苗自体の美しさ、健やかさが見られた。

おいしい種類は病気に弱いものが多い。そこで畝と畝の間、苗同士の間はゆったり取り、根に近い部分の余計な枝葉を落とし、重なりを減らして、空気が流れやすいように空間を作りってある。さらにハウスの至る所に扇風機を設置して、空気を撹拌している。こうしておけば病気を防げるだけではなく、手入れや収穫などの作業もしやすいのだそうだ。よく手入れされたトマト・ハウスは、見た目にもおいしい。。

こうした努力から最盛期には一日280㎏以上、成人のゲンコツの2倍もの大きさの立派なトマト、すっぱくてあまい=味の濃い、形くずれしにくい大粒のトマトを出荷していた。そろそろピークを過ぎて来るころだと思うけど、こんなにおいしいトマトは注文も多いそう。少し小ぶりのものがまだまだ出るようだ。

杉浦さんのトマトはフジスーパー大船店(0467-45-9311)で販売しています。

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