生ゴミ処理施設2

生ゴミ処理施設の建設反対に2万人以上の方が署名してくれた。どんな目的の施設であれ、生ゴミ処理施設は関谷の農地にはふさわしくない、と考える人が多いと言うこと。反対運動の経緯を、こうしてご協力くださった皆さまにご報告しなければ・・・と思いつつ、なかなか筆が進まなかった。「鎌倉野菜」を守ろうとする人がこれだけたくさんいることに涙が出て、ありがたくて言葉が続かなかったのだ。

自分たちの作る野菜を、農地をブレることなく守ろうとする農家の皆さんの姿にも心打たれる。食の安全が叫ばれる近年、消費者と生産者がこれほど一体となって作物を守ろうとする例はなかったのではないかしら。両者の距離が近い鎌倉の農業の特徴を見る思いだ。こうして愛情いっぱいで育てられる野菜が、まずいわけはない。

一方で政治は不思議。生ゴミ処理施設には関谷が適地ではないことを認めていながら、宅地並みの高い値段で問題の土地を買うのだと主張し続けている。地価の評価額の根拠にもなんだか問題があるというのに。

その辺を語るレポートで政治家のテープを発見。「(生ゴミ処理施設には適地ではないが)土地は買う。今後施設は建てない」と聞こえる。なんで税金をわざわざ使って必要のない土地を高く買うのか、わたしのような凡人にはわからない。なにより2万人の皆さんが守ろうとしている野菜を、踏みにじろうとしていることがわからない。野菜の高潔さに対して、鎌倉の行政も政治も不思議だわ・・・。